先日７０代のお客様にお話を伺う機会がありました。

若いと思っていても月日があっという間に流れて、子育てが終わりお孫さんも出来て楽しい老後生活を送っている中で、終活を考えるようになり「子供達に迷惑をかけれない！」とリフォームを考えたそうです。
以前から、水回りや屋根や外壁など老朽化した内装・外装のリフォームを「いつかやらなければいけないなー。」と思って安いチラシを見たり、訪問業者の「安いですから！」という営業を聞いて、なんとなく見た目や機能が気になる場所のリフォームを考えるようになっていたそうです。
自分達が年金暮らしでギリギリとはいえ、「安さではなく、少しでも良心的なところに頼んで建物を大事にしたい」と仰って塗屋を選んでいただきました。

今の働き盛りの世代はバブルのような時代を経験してませんし、お給料も右肩上がりというわけではありません。
子供達は自分達の生活で目一杯で、親世代の面倒まで費用を負担するのには厳しいと感じる方も多いかもしれません。
だからこそ、子供達には迷惑をかけたくないと思ってくれる親世代は、子供の立場ではありがたいなーーと感じました。

実際に自分の親が、そう考えていると分かる子供世代の人は少ないと思います。
業者という立場だからこそ聞けた「現場からの生の声」をお伝えしたくて、書き起こしてみました。

そんな場面に少しでも私が携われる良い仕事をしていて良かったな！と自分達の仕事に誇りを持てる1日になりました。