仙台 リフォーム 塗装 - 株式会社 塗屋

シーリングについて

1. 建物の耐用年数

国税庁から建築材での耐用年数(寿命)が発表されています。しかし、建物は耐用年数が過ぎたからといって住めないわけでは無いのでご安心ください。
※国税庁の建物の耐用年数一覧表
それでは、建築材の違いで建物にどういった耐用年数がでるのか見ていきましょう。
建物名建物の耐用年数
木造(サイディング張)
22年
木骨モルタル造
20年
れんが造・石造・ブロック造
38年
軽量鉄骨造
27年
重量鉄骨造
34年
鉄骨鉄筋コンクリート造
47年

耐久年数は、鉄筋や鉄骨、レンガなど石造で建てられた建物の耐用年数が長いことがわかります。
しかし、耐用年数が22年である木造(サイディング張)の建物は、そのまま何もしなくても22年間保っているわけではありません。
経年劣化はもちろん考慮に入れますが、きちんと外壁塗装で塗料の耐用年数を加えて、良い状態に保ってこその22年間です。
この良い状態を保てるようにメンテナンスをしていかなければ、国税庁が発表している耐用年数にはならないので注意が必要です。
建物に関しては、築年数が経過すればするほど、修繕費用が大きくなっていきます。その関係で外壁塗装が1回目と2回目では建物の痛み具合が違うので塗装費用も変わってきます。

2. 外壁材の耐用年数とメンテナンス周期

外壁材別の耐用年数とメンテナンス周期はこちらになります。
外壁材耐用年数目安メンテナンス周期
タイル
40年
メンテナンス不要
窯業系 サイディングボード
40年
7~8年
金属系 サイディングボード
40年
10~15年
木質系 サイディングボード
40年
8~12年
樹脂系 サイディングボード
40年
10~20年
モルタル壁
30年
8~10年
ALCボード
60年
10~15年
コンクリート壁
60年~100年
15~20年

タイルなどはメンテナンスが不要と言われていますが、何もしなくていいというわけではありません。
他の外壁材もそうですが、必ず経年劣化が進みますので、周期的にメンテナンスをすることで、本来外壁材が持っている耐用年数を保つことができます。

3. コーキング(シーリング)の耐用年数

外壁塗装工事ではかかせないコーキング(シーリング)の耐用年数になります。
素材耐用年数打ち替え時期
コーキング(シーリング)
5~10年
約10年

コーキング(シーリング)は、構造物の防水性や気密性を保持するためだけでなく、外壁材が受けるダメージのクッション材としての役割も持っています。その為、劣化が激しく早ければ4~5年で以下の症状がでてきたりします。
新築、または以前外壁塗装をした際のコーキングにこれらの症状が見られた場合は、外壁塗装と一緒にコーキング(シーリング)も新しくすることをオススメします。

なぜならば高所の作業をする際は、必ず足場の設置が必要になります。
もちろんハシゴなどでも作業はできますが、やはりその場合、足場が安定していないので熟練の職人さんでも、しっかりと納得のいく仕事ができません。
費用を抑えたいが為に、安く工事をお願いしたつもりでも、工程をふまえた、しっかりとした内容の工事をしないと早期に不具合が発生したり予定耐久年数より、かなり早く劣化進行する場合が多い事実が存在します。 

ですので、外装をメンテナンスするタイミングで足場を設置したときに一緒にシーリングの工事も行うと、とてもよいメンテナンス・サイクルになるのでオススメです。

新築から9年目の建物のシーリング劣化している症状です

ヒビ割れ

コーキングにヒビが入る

剥離(はくり)

外壁とシーリング材との間に隙間ができる

破断(はだん)

シーリング材の真ん中が切れる

欠落(けつらく)

シーリング材がとれた状態

このような状態になると雨水が内部に浸透してしまい外壁材の下地材や柱などを腐らせる原因になります。
冬季は内部に浸透した水分が凍結して体積が大きくなり外壁材の破損につながります。
雨漏りと同様に被害が大きくなると修繕費用も膨らんでしまいます。そうなる前に一度、ご自宅などをみて同じ症状が発生していないか?確認してみてはいかがですか?

シーリングの素人さんでも分かりやすい工事手順

1. シーリングの劣化を確認。
2. シーリングの劣化した部分を、すべて切り取って撤去します。
劣化の進行が進んでいるため、ゴム性の弾力がなくなり、とても固いゴム性になっています。
3. シーリングの撤去したものです。お家一軒分を撤去すると、このぐらいになります。
しっかりした仕事をしているか?の判断基準にもなりますよ。
4. マスキングテープで、周りを汚さないように養生します。
もちろんマスキングテープのはり方で仕上がりの良し悪しがでますので
プロにしっかり養生して作業してもらいましょう。
5. シーリングの密着性を最大限に高めるためにシーリング専用の密着プライマ―を
目地刷毛で、しっかりと目地の内部まで塗りこんでいきます。
かんたんに見えますが、とても大事な作業工程になります。
6. 新しいシーリングを養生からはみ出さないように充填していきます。
たっぷりと充填して肉厚なクッション性をもたせ防水性もこれで安心です。
充填したシーリング材は外壁の表面の凹凸にあわせて専用の道具でならしていきます。
7. 充填がきれいにしっかりと仕上がった状態です。マスキングテープは、ゆっくりと丁寧に剥がしていきます。外壁の表面の凹凸になじんだ自然な仕上がり具合になります。
勿論、シーリングの色は何パターンもあります。色見本表もあります。
クリアー仕上げの場合、シーリングの色は外壁材にマッチした色彩を選択すると、高級感が出てとても素敵な仕上がりになります。おススメします。


▲オートンサイディングシーラント色見本帳
オートンサイディングシーラント
シーリングメーカーのシーリング材の説明している動画です。

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