新品で値段は日本で一番安く買いたい！と誰もが考えています。
検索サイトの価格コムが有名ですよね！
安く手に入れたい！もちろん！その通りです！
しかし、それは品物がある場合だけだと考えております。

建築業界では、ひとりひとりの人間がセンスや長年の経験をもとに身につけた技術を売りに商売をしている場合が大半です。
要は、ひとりひとりの技術料金という考え方になります。
町工場などは今や世界に誇る技術で改革したり、素晴らしい技術を後世に受け継ぐ流れを取り組んでいる素晴らしい人や小さな会社もあります。
これを質の低い安い物と比較して、他はこの金額だけとあなたは？みたいに技術のある職人さんにするのは少し人間性が低下しているのではと感じます。

技術ある職人や会社が職業が成り立たなくなって辞めてしまったり廃業したりと廃れていく原因になってます。　
頼む方からしたら別になくなっても困らないわ。とお考えでしょうが、昔から現代までつながっている職業がなくなるのは、少し寂しい事です。

山形の茅葺職人のTV番組を見ました。
やはり本物の職人は優しい人柄が垣間見えます。仕事中は真剣に仕事に向き合い、最高の仕上げをする。
もちろん先を見据えて仕事をしますので、その先も不具合などは最低限しか発生しないでしょう。　
そんな本物の人生を職人にささげている人間ははたから見ていてもカッコいいと思ってしまいます。
少なからずカッコイイと思える仕事を手にしたいと考える人もいますので、良い手仕事は長く継承されて受け継がれいくのだなぁ〜と歴史を感じました。

誰でも簡単に取り扱えるものは、構造も品質も簡易で低コストで生産されます。
簡単にいえば使い捨ての考えが先行した品物だと考えております。
技術の少ない職人の見様見真似でした仕事は、あまり長持ちはしません。

テレビやメディアでも靴職人や手書きの看板職人が、いまやココだけ最後の職人などと取り上げられているのを目にしましたが、あまり安売りの先行する世の中は、いかがなものかな？と考えさせられます。

素敵な職人さんは世の中にたくさんいます。
そのような素敵な職人さんと出会えるか出会えないかは、考え方次第です。

あなたにたくさんの素敵な職人さんとの出会いがありますように！