40代の若いご夫婦から北側の外壁のコケが気になる。
外壁のシーリングの割れも点検してほしい。
とのお問い合わせをいただきました。

日時を合わせて現地に出発です。
S様にお話を伺うと、
「建売住宅を購入して築5年で、外壁のシーリングの表面割れや北側のコケ汚れがとても気になる。
ただ、建てた会社は信用が出来なくて、ネットから塗屋の誠実そうな感じを受けて現地調査をお願いした。」
との事でした。

調べてみて私も築5年で外壁にコケ汚れが多数あり、シーリングも割れや柔軟性が非常になくなっている点が気になりました。

外壁のコケや汚れは、高圧洗浄機でも落としづらく、しかも二階部分などハシゴをかけて洗わないといけない高さまで汚れがおよんでいました。

S様も、さすがに危ないので自分ではやりきれないよ。と仰っていました。

今回のケースで私が提案したのは、
・シーリングを新しい打ち替え交換
・外壁はまだ新しいので高圧洗浄をしてコケ汚れを除去
・クリアーコーティング仕上げ
です。

そこでS様からさらに、
「でも、仮に😮‍💨どうせ足場を建てて塗装するなら、色を変えてみようかな？
カラーシュミレーションで何パターンか提案してもらえますか？」
とのお話が。

どのようなカラーのイメージかを伺ったところ、
モスグリーン系やガリバリウム外壁の濃紺や白系などのご希望をいただきました。

はい、かしこまりました！
カラーイメージを作成して数日後にメールで📩　確認していただき、奥様と相談してもらいました。


さて、建売の外壁のコケ汚れについてです。
実は新築を購入した、特に建売住宅を購入された方にとても多いお悩みです。
塗屋は外壁のカバー工法でのリフォームも得意で、ニチハやケイミューなどのメーカーを取り扱っています。
外壁の厚みや光触媒コーティングされている外壁など、沢山の提案をしていますので、光触媒コーティングされている外壁にこんなにコケが発生するのは疑問に思いました。
ここからは推測ですが、外壁の種類や柄は同じでもコスト削減の為、あの部分などがされていない外壁を大量発注して建築していますね。
新築建売は徹底的なコスト削減で成り立っているのだと思います。
関わっている業者側の工事金額もとても安いですから。
だって現場に入ると外壁屋さんなど、どこのハウスメーカーは、このくらいだといくらで。とかお金の話が飛びかっているんですよ😮‍💨
安いから儲からないから早く納めて次の現場に動く。昔からだと思いますが建築業界の闇です。
結果、10年は耐久性があるシーリングでも施工コストが低い為に薄っぺらなシーリングで仕上げたり、手抜きではありませんが速さ重視の仕事をしたり、と後に不具合が発生する
やり方しか出来ない構造になっているんですね。


本題に戻りまして、こんな感じでカラーイメージを伝えることも出来ますので具体的な仕上がりがイメージ出来ますよ。


S様邸は、他にも不具合と原因不明の音がする。など調査、改善リフォームがありました。

それはまた次のお話でございます。