仙台 リフォーム 塗装 - 株式会社 塗屋

手塗り職人 佐藤英一郎のブログ

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瓦棒屋根の葺き替えリフォームは、こういう風に工事を行います!仙台市泉区のNさんの実例をご紹介!

屋根
はじめは近くで工事をしていた職人さんが
私の家の屋根を見ていて、屋根の一部が剥がれてきてますよ〜。
と声をかけてきたそうです。実際に屋根にあがって写真を撮って見せてきたそうです。

こうなると、じゃあ直すとしたらどのくらいかかるのかな?と思いますよね。

では見積をしてみますね。との流れで見積書は後日もらって少し考えてみます。と返事をしてそのままにしていた。との事でした。
やはり見ず知らずの業者さんよりは知り合いからの紹介でこられた業者さんの方が、悪いようにはされないでしょうから少しは不安感を拭えます。 
私は相手の要望や予算などに寄り添って見積内容を相談して、お互いに納得したお仕事をさせてもらってます。
話口調が優しいので、他の営業さんよりは一度お会いすると安心してもらえるようです。笑

先ずは軒先の屋根を電動工具でカットしていきます。 
唐草板金の撤去をするための作業です。



もしも下地材が痛んでいたり腐れていたりしたときは必要、最低限、部分交換をして補強などをします。
全部、交換すれば一番いいのですが解体人件費と廃材処分費用が追加になってしまいます。
お金に余裕のある人はこちらを💁‍♂️オススメしますが。


次に、新しく加工された唐草板金を軒先や屋根の端まわりにクルリと、すべて取付をします。




次に、防水アスファルトルーフィングシートを敷きます。
こちらは、古い屋根からサビが新しい屋根に移らないようにする縁切りの役割をはたします。
防水アスファルトルーフィングシートの上に、新しい鋼板屋根材を差し込みながら並べて敷いていきます。




瓦棒の押さえ金物をビス止めしていきます。






押さえ金物のキャップを上から被せて2番ガッチャ〜1番ガッチャをかけて、屋根材の端を折り込んで留めていきます。
この作業は、かなりの腕力と腰に負担がかかる作業です。
でも、こちらの作業が甘いと後に雨が浸透したり不具合が発生する原因になりえますので重要です。
( ガッチャとは、板金材を人力で折り込んでいく大きなハサミみたいな鉄の工具です。
折り込みにも1番、2番と順番があり二重の折り込みをして瓦棒のキャップを押さえていく道具の事。)


瓦棒の軒先にはキャップがつきます。
それを板金ハサミで切り込んで、折り込んでカシメて仕上げていきます。
熟練度が仕上がりの良し悪しを左右する仕事です。




最後に、こちらの屋根は切妻屋根なので頭に抜き板をビスで留めて、その抜き板に棟板金を取り付けてをしていきます。
最後にカバールーフ専用の雪止め金物を取付をして完成になります。
バッチリ仕上がりました! まさに新築当時の屋根になりました!






これが瓦棒屋根の葺き替えリフォーム工事の
簡単な一連の作業内容になります。
まぁ〜要所要所には防水ポイントが、たくさんあるのですが、詳しくは私が工事に伺ったときに、ゆっくりと説明して秘密をおしえちゃいます。

瓦棒屋根の葺き替え工事は、屋根塗装費用の約3倍と想像してください。
だいたい近い数字に、見積はなると思います。
近年は、屋根材も艶消の方が好まれている傾向です。高級感があります。
逆に艶があると工場の屋根のような感じに仕上がります。
屋根の塗装だと艶消は、汚れが短い期間で
付いてしまうので嫌がられます。
遮熱塗料の効果が1番高い色はホワイトに
なるからです。

まぁ〜
遮熱塗料などのお話は、また次回にしますね♪