ある日、
玄関まわりの外壁だけアクセントカラーとして門柱の煉瓦のこの部分の色にしたいな〜

とのオーダーを頂戴しました。

たまにあるオーダーですので、最初は軽くOKをしてカラーチャート見本から近い色を選び、
「この色でいいでしょうか？」

と確認すると、、、

A様: 「いや〜違うな〜、、、あと少し赤を足して、ちょっと黒も足して、、、」

私: 「そうすると、こちらの色ですか？」

A様: 「いや〜違うな〜。濃すぎるな〜。カラーチャート見本には、ないんだよね希望の色が〜、、、」

と、このようなやりとりを30分程繰り返しても、なかなかベースの叩き台の色が決定しません。
仮に黄色としても、黄色のグラデーションみたいな見本から色を選びたいとのご希望があり、取引先の塗料問屋の担当者に話して1200色のカラーチャート見本を持ってきてもらいました。
ちなみに私が普段使うのは618色のカラーチャート見本です。


その中から一つの色を選んでもらって、煉瓦のイメージに近づけます。
「ご指定の色でツヤをなくした仕上がりの方がイメージの煉瓦の風合いや色に近づけます！」
と私から提案してみたところ、無事に色が決まりました。
そして、塗料は日本ペイントに特注オーダーで発注してお作りしました。

日焼けしたもの、焼き物、木目、打ちっぱなしのコンクリートなど固定されていない色彩から切り取った色彩を選ぶのは難しいです。
今回もまた色は難しい！と再認識する難題でしたが、試行錯誤で希望を形にするのが私の役目。
特注オーダー塗料が納品されましたらアクセント外壁に施工してA様にOKをもらえるか？　
もしくは？ダメ出しをされるか？結果は後日改めてご報告します。
乞うご期待！


私、佐藤英一郎は、どんな難問にも正面から全集中で対応します。
このお題がクリア出来るかどうかもご覧ください。
日々、勉強させていただいております！
もし、失敗があっても必ず納得して頂けるまで仕事をするのが私の流儀です。
さらに上の塗屋に成長する過程もお楽しみくださいね。