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手塗り職人 佐藤英一郎のブログ

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海外製の木製玄関ドアが日焼けして劣化したり表面が剥がれてきたら?

修理・補修
注文住宅に多い海外製の木製玄関ドアですが、ヤマハ製の海外木製の玄関ドアが多いです。

こちらは化粧ガラスやモザイクガラスがついていたり、デザイン性が多様で細かな下地処理と表面の下地準備が大変な玄関ドアになります。
工事の日にちがかかり費用は高額になります。

海外製の木製玄関ドアは機密性も高く重厚感があるので、既製品に交換するのは難色を示す方が多いのも事実です。

やり方としては剥がれが酷い場合は、剥離剤や薬品を使用して表面のコーティングをすべて剥がしていきます。
これは何回でも繰り返し作業をします。
キレイな木材の表面が出るまで様子をみながらの作業です。

次に剥がれた塗膜や汚れを水道水などで清掃します。
取り除かれていない細かい部分の汚れや塗膜は再度、作業を繰り返してキレイに取り除きます。
 
油性の着色塗料で木材の表面に色を着色していきます。
この際に使用する着色塗料は、木材の呼吸や湿気を妨げない着色塗料を使用してください。
そうすることで、後で着色塗装膜が剥がれた。などを防ぎます。
何回かに分けて表面の着色をしていき、乾燥した状態まで確認しましょう。
乾燥すると色の発色や仕上がりが少し変わる場合もありますので注意してください。

最後にクリアー層を塗装コーティングします。
こちらも木材専用の木材の呼吸や調湿を妨げない塗料がありますので間違わずに選んでください。
仕上げのクリアーは艶有り、半艶、艶消しと3種類ある中から選べます。
 
このような複数の工程で木製の玄関ドアの塗り替えやコーティングをしています。
相手が木製品なので寒暖差で多少の呼吸や伸び縮みもします。
適切な相性のものを使用しないと、短い期間で不具合が発生してしまいます。
上手に木製の玄関ドアを塗り替えしてみてくださいね。