仙台 リフォーム 塗装 - 株式会社 塗屋

手塗り職人 佐藤英一郎のブログ

ブログ

介護保険制度を利用した手すり設置リフォーム工事とは?①

リフォーム
自宅内での転倒防止対策として優先して取り付けたい「手すり」。
設置費用を気にする人もいると思いますが実は、介護保険を利用することで自己負担10%の費用で取り付けられます。(一定所得以上の場合は20%)


介護保険制度というのは、一言でいえば『介護の必要な人が、適切な介護サービスを受けられるように社会全体で支える仕組み』です。
2000年に施行され、40歳以上の人は介護保険に加入して、保険料を支払うことになりました。
運営に必要な経費の50%がその保険料で賄われています。
そして残り50%を国や都道府県、市町村が負担する公費です。


介護サービスを利用できる人は2種類に分かれます。
一つは、第1号被保険者(65歳以上)
寝たきりや認知症などで常に介護を必要とする状態(要介護状態)または常時の介護までは必要ないが、家事や身支度等、日常生活に支援が必要な状態(要支援状態)の方です。

もう一つは、第2号被保険者(40歳以上65歳未満)
初老期認知症、脳血管疾患など老化が原因とされる16種類の病気(下記参照)により要介護状態や要支援状態となった方を指します。

◯ 老化が原因とされる16種類の病気
• 筋萎縮性側索硬化症
• 後縦靱帯骨化症
• 骨折を伴う骨粗鬆症
• シャイ・ドレーガー症候群
• 初老期における認知症
• 脊髄小脳変性症
• 脊柱管狭窄症
• 早老症
• 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
• 脳血管疾患
• パーキンソン病
• 閉塞性動脈硬化症
• 慢性関節リウマチ
• 慢性閉塞性肺疾患
• 両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
• がん末期

◯ 手すりをつけるには
住宅改修申請手続きの流れのなかで、手すりが必要だと判断されて支給が決定されましたら住宅改修費が支給されます。
比較的簡単に工事できることから、つい介護保険を利用せずに先に工事をしてしまう方もおられるようですが、事前申請をすることなく工事を開始してしまうと、支給を受けることができなくなる可能性が高いのでお気を付けください。

少し詳しい説明は②に続きます。